2006/06/12

アイヘルス運動


アイヘルス運動とは、治療や予防の可能な失明を全国からなくそうという、私たちライオンズクラブからの呼びかけです。 わたしたちは、情報の80%を〈目〉から得ているといわれます。風景、人物、もの。色・形。映像、文字、記号。〈見る〉ことで、対象を瞬時に確認し、観察し、理解し、判断することができるのです。 また目は、その瞳にさまざまな表情を宿します。笑っているとき、泣いているとき、おこっているとき、驚いているとき、見つめているとき、考えているとき…。くるくると変化するその表情から、さまざまなメッセージを放っています。 目は外界から情報を得る大事な受信器であり、また、人それぞれのこころの動きや全身の健康状態を映し出す〈鏡〉、発信器でもあるのですね。 ますます高齢化する社会。長い人生を快適に送るために<目の健康>は欠かせません。歳を上手に重ねながら、健康でうつくしい目、いつまでも大切にしたいものです。うつくしい目もし、失明したら・・・普段の暮らしの中で、「もしも、自分の目が見えなくなったら」と想像してみることは、めったにないかもしれません。けれども厚生省の調査によると、日本の成人のうち、年間約1万6,000人もの人々が、失明という悲劇に遭遇しています。 病気や不慮の事故によって、成・壮年期の人生の途上に、とつぜん視力を奪われたら、仕事はおろか、一人で自由に歩くことも、新聞を読んだり、食事をすることもできなくなります。 現在、中途失明原因のトップが、糖尿病網膜症(17.8%)、二番目が緑内障(12.8%)です。 この二つは、多くの場合、自覚症状にとぼしく、本人の気づかぬうちに病状が進行して手遅れになるという、怖い病気です。 この失明の悲劇をなくすためには、目の病気に関する正しい知識をもち、眼科での検診を積極的に受ける、早期発見がポイントです。

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